「アイクリームって、本当に必要ですか?」——カウンターでよく聞かれた質問です。顔用のクリームを使っているのに、目もと専用のものまで要るのか。迷うのは当然だと思います。
この記事では、元シャネル・ディオールBAとして、デパコスのアイクリーム3本を、価格と使い心地で比べます。あわせて、「クマ」で悩む方が知っておきたい、アイクリームでできること・できないことも正直にお伝えします。
- アイクリームでできること・できないこと
- ディオール・ランコム・シャネルのアイクリーム3本の違いと価格(2026年10月時点)
- 1mLあたりで見た、続けやすさ
- 目もとをこすらない、正しい塗り方
💡 この記事は「目もとの保湿ケア」に特化しています。目のクマの色みを隠したい方はクマを隠すコンシーラーの選び方、スキンケア全体の順番はスキンケアの正しい順番をご覧ください。
先に結論:迷ったらランコムのジェニフィック アルティメ アイクリーム
初めてのアイクリームなら、ランコムのジェニフィック アルティメ アイクリームです。20mLで11,000円と、3本の中で1mLあたりの価格がいちばん手頃。朝のメイク前にも使える軽い使い心地なので、毎日続けやすい1本です。
- 乾燥による目もとのくすみが気になる → ディオール カプチュール アイ クリーム
- 目もとを明るく、なめらかに見せたい → シャネル ル リフト クレーム ユー
アイクリームでできること・できないこと
先に、大事なことをお伝えします。化粧品のアイクリームは、目もとにうるおいを与えて、乾燥から守るためのものです。クマそのものをなくすことはできません。化粧品にそうした働きをうたうことは、法律でも認められていません。
一方で、アイクリームの中には、パールなどの効果で目もとを明るく見せるものがあります。ブランドの説明に「メイクアップ効果による」「肌色補正効果による」と注記があるのは、このためです。塗っている間、光の効果で目もとが明るく見える、ということです。
クマの色みをしっかり隠したいなら、アイクリームで保湿してから、コンシーラーで隠すのがいちばん確実です。保湿で目もとを整えておくと、コンシーラーもよれにくくなります。コンシーラーの選び方はクマを隠すコンシーラーの選び方で詳しくお伝えしています。
3本の比較
| ランコム ジェニフィック アルティメ アイクリーム | ディオール カプチュール アイ クリーム | シャネル ル リフト クレーム ユー | |
|---|---|---|---|
| 価格(税込) | 20mL 11,000円 | 15mL 12,980円 | 15g 14,850円 |
| 1mL(1g)あたり | 約550円 | 約865円 | 約990円 |
| 特徴(メーカー公表) | ソフトフォーカス効果のあるパール成分。朝晩・メイク前にも使える軽さ | 乾燥によりくすみやすい目もとに潤い。2026年1月発売 | アルファルファ濃縮エキス(保湿成分)配合。目もとを明るく※なめらかに |
| 向いている人 | 初めての1本・毎日続けたい人 | 乾燥によるくすみが気になる人 | なめらかさと明るさを求める人 |
※価格は2026年10月時点の税込価格(ランコムは公式オンラインショップ、ディオール・シャネルは国内の百貨店公式通販と美容誌の掲載価格)。シャネルの「明るく」は肌色補正効果によるものです(メーカー公表)。
ランコム ジェニフィック アルティメ アイクリーム——毎日続けやすい
2025年6月に登場した、ジェニフィックの目もと用クリームです。ランコムは「速攻、クマ対策」と紹介していますが、これには「メイクアップ効果による」という注記がついています。グリチルレチン酸(整肌成分)と、ソフトフォーカス効果のあるパール成分を配合していて、光の効果で目もとを明るく見せる、という意味です(メーカー公表)。
いいところは、朝晩、メイク前にも使える軽やかな使い心地。アイクリームは「夜だけ」と思われがちですが、朝のメイク前に使えると、目もとの乾燥によるメイクのよれも防ぎやすくなります。20mLとたっぷり入っていて、1mLあたりの価格も3本の中でいちばん手頃です。
なお、名前のよく似た「ジェニフィック アドバンスト」は美容液のシリーズです。目もと用のクリームは「アルティメ」なので、購入するときは名前を確かめてください。
ディオール カプチュール アイ クリーム——乾燥によるくすみが気になる方に
2026年1月に誕生した、ディオール カプチュールの目もと用クリームです。カプチュール共通の成分「OX-C トリートメント」に、ピュアカフェインとチャーガエキス(いずれも整肌成分)を組み合わせています。ディオールは、軽やかな心地よいテクスチャーで、乾燥によりくすみやすい目もとに潤いを与え、明るさに満ちたハリをもたらすと説明しています(メーカー公表)。
カプチュールのル セラムやクリームを使っている方なら、同じラインでそろえると、お手入れの流れもわかりやすくなります。順番はディオールのスキンケアの順番で整理しています。
正直にお伝えすると、15mLで12,980円は、1mLあたりではランコムより高くなります。カプチュールが肌に合っている方の「ラインでそろえる」選択肢として考えるのがいいと思います。
シャネル ル リフト クレーム ユー——なめらかに、明るく
シャネルのル リフト シリーズの目もと用クリームです。シャネルは、アルファルファ濃縮エキスなどの保湿成分で、目もとの肌を明るく、なめらかに整え、引き締めると説明しています。「明るく」には「肌色補正効果による」という注記がついています(メーカー公表)。
シャネルらしい重厚な容器で、手に取ったときの満足感はさすがです。3本の中では価格がいちばん高いので、ご褒美や、ル リフトのラインを使っている方に向いています。
目もとをこすらない、正しい塗り方
アイクリームは、塗り方で仕上がりが変わります。基本は3つです。
1. 順番は、美容液のあと、クリームの前。多くのアイクリームはこの位置です。製品ごとに異なることもあるので、箱の使用方法も確認してください。
2. 薬指で、置くように。薬指は力が入りにくいので、薄い目もとの皮膚にちょうどいい指です。目頭から目尻へ、トントンと軽く置くようになじませます。横にこするのは厳禁です。
3. 量は少なめから。多すぎると、目に入ったり、メイクがよれたりする原因になります。足りないと感じたら、少しずつ足してください。
よくある質問
アイクリームは本当に必要ですか?
必須ではありません。ただ、目もとは皮膚が薄く乾燥しやすいところなので、顔全体と同じクリームでは物足りないと感じる方には、目もと専用の使い心地は助けになります。まずは乾燥が気になる季節や、夜のお手入れだけでも取り入れてみてください。
アイクリームで目のクマは消えますか?
化粧品で、クマそのものをなくすことはできません。アイクリームの中には、パールなどの効果で目もとを明るく見せるもの(メイクアップ効果)があります。色みをしっかり隠したいときは、コンシーラーを使うのが確実です。
アイクリームはスキンケアのどの順番で使いますか?
多くは、化粧水や美容液のあと、乳液やクリームの前です。ランコムのジェニフィック アルティメ アイクリームも、化粧水と美容液で整えたあとに使うよう案内されています。製品ごとに異なる場合があるので、箱の使用方法も確認してください。
どの指で塗ればいいですか?
力が入りにくい薬指がおすすめです。目もとの皮膚は薄いので、こすらずに、軽く置くようになじませてください。
3本の中で、いちばん続けやすいのはどれですか?
1mLあたりの価格で見ると、ランコムのジェニフィック アルティメ アイクリーム(20mL・11,000円)がいちばん手頃です。朝のメイク前にも使える軽い使い心地なので、毎日続けやすいと思います(2026年10月時点)。
まとめ
アイクリームは、目もとにうるおいを与えて乾燥から守るためのもの。クマそのものをなくすものではありませんが、パールなどの効果で明るく見せてくれるものもあります。続けやすさならランコム、ラインでそろえるならディオール、ご褒美ならシャネルが、売り場目線でのおすすめです。
目もとは、毎日少しずつ手をかけるところです。使い心地が好きで、続けられるものを選んでください。最後の一本は、あなたの「好き」を信じて選んでください。