「ブルー ドゥ シャネル、種類がありますよね。どれを買えばいいですか」——シャネルの売り場で、この質問を受けない週はありませんでした。棚に同じ名前のボトルが並んでいて、価格だけが違う。迷って当然だと思います。
ブルー ドゥ シャネルは現在、4つの濃度で展開されています。シャネル自身が公式サイトで「自分の道を自分で拓く男性のための4つのフレグランス」と案内している通りです。この記事では、その4つが何が違い、誰に向いていて、いくらなのかを、元シャネルBAとして整理します。価格はすべて、この記事の執筆時点でシャネル日本公式サイトに掲載されている税込価格です。
- ブルー ドゥ シャネル4種類(トワレット・パルファム・レゼクスクルジフ)の違い
- 濃度が上がると、実際に何が変わるのか(持続・香りの届く距離・使う量)
- 4つの公式価格とサイズ展開(2026年10月時点)
- 最初の1本、職場用、プレゼント用でそれぞれどれを選ぶか
💡 この記事は「ブルー ドゥ シャネルの中でどれを選ぶか」に特化しています。ディオールのソヴァージュと比べて決めたい方は、ブルー ドゥ シャネルとソヴァージュはどっち?、ソヴァージュの種類はソヴァージュの種類と違いをご覧ください。
先に結論:迷ったらオードゥ パルファム
長く説明する前に、売り場での結論からお伝えします。
初めての1本でも、2本目でも、迷ったら「オードゥ パルファム」です。理由は単純で、ブルー ドゥ シャネルという香りの輪郭がいちばん素直に出て、日中でも夜でも破綻しないからです。実際、売り場でもっとも動いていたのはこの濃度でした。
そのうえで、次の場合は別の濃度を考えてください。
- 職場で毎日つけたい・香りは軽い方がいい → オードゥ トワレット
- 夜や冬に、しっかり香らせたい → パルファム
- 人と被りたくない・特別な1本がほしい → レゼクスクルジフ
4つの濃度の比較(2026年10月時点・公式価格)
| 濃度 | 100mlの価格(税込) | サイズ展開 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| オードゥ トワレット | 20,680円 | 2サイズ | 軽く香らせたい/職場で毎日使う/最初の1本を抑えめに始めたい |
| オードゥ パルファム | 24,310円 | 2サイズ | 迷っている人すべて/昼も夜も1本で通したい |
| パルファム | 29,150円 | 2サイズ | 夜や冬に使いたい/香りの余韻を長く残したい |
| レゼクスクルジフ パルファム | 41,360円 | 3サイズ(60/100/160ml) | 人と被りたくない/贈り物で格を出したい |
※価格・サイズは2026年10月時点でシャネル日本公式サイトに掲載されていた100mlの税込価格です。50mlなど他サイズは価格が異なります。変動するため購入時は公式サイトでご確認ください。香りの感じ方には個人差があります。
濃度が上がると、何が変わるのか
「濃度が高い=強い香り」と思われがちですが、売り場では3つに分けて説明していました。
1. 持続時間が伸びます。これがいちばん分かりやすい差です。軽い濃度は昼過ぎに輪郭がぼやけ、濃い濃度は夕方まで残ります。
2. 香りの届く距離が変わります。濃度が上がるほど、自分の周囲に香りが広がる範囲が大きくなります。職場で気にされる方が多いのはここです。
3. 必要な量が減ります。見落とされがちですが大事な点です。濃い濃度は1プッシュで足りることが多く、結果として1本が長持ちします。価格差だけを見て「高い」と判断すると、使用量まで含めた実際の負担を見誤ります。
そしてもう一つ。濃度が変わると、香りの表情そのものも少し変わります。同じ名前でも、濃い方がウッディな部分がはっきり出てきます。「同じ香りの濃さ違い」と考えすぎない方が、選ぶときに迷いません。
オードゥ トワレット——軽く、昼に強い
シャネル公式は、オードゥ トワレットを「フレッシュでエネルギーに満ちたアロマティック ウッディ フレグランス」と表現しています。4つの中でもっとも軽く、シトラスの明るさが前に出る濃度です。
売り場でこれをおすすめしていたのは、香水を毎日つける方と、職場での香りを気にされる方でした。軽いぶん昼過ぎには落ち着いてきますが、「夕方まで香らせたい」という目的がないなら、むしろ扱いやすい濃度です。
正直にお伝えすると、「せっかくシャネルを買うなら香りが長く残ってほしい」という方には物足りなく感じられます。その場合は迷わず次のオードゥ パルファムへ進んでください。
オードゥ パルファム——いちばん選ばれる中心
トワレットより香りに厚みが出て、持続も伸びます。それでいて重すぎない。ブルー ドゥ シャネルという香りの「ちょうどいい完成形」が、この濃度だと私は思っています。
売り場で「最初の1本はどれがいいですか」と聞かれたときも、特別な事情がなければこれをお伝えしていました。昼に使っても重くならず、夜に使っても物足りなくない。1本で通せるというのが、いちばんの強みです。
100mlで24,310円。トワレットとの差は3,630円です。ひと回り濃くなって3,630円の差なら、長く使うことを考えると妥当な範囲だと思います。
パルファム——夜と冬のための濃度
100mlで29,150円。オードゥ パルファムとの差は4,840円です。
この濃度は、目的がはっきりしている方のものです。夜の食事、冬の外出、香りを長く残したい日。そういう場面で本領を発揮します。
逆に、朝つけて満員電車に乗る、という使い方には向きません。香りが届く範囲が広いので、場所を選びます。1プッシュで足りることは覚えておいてください。いつもの感覚で3プッシュすると、確実に多すぎます。
レゼクスクルジフ パルファム——160mlが加わった最上位
4つの中でもっとも上の濃度で、100mlで41,360円。60ml・100ml・160mlの3サイズという、他の濃度にはない展開になっています。
シャネルはこの香りを「選びぬかれた原料のみを贅沢に使用し、ウッディの余韻が際立つ香り。レザーやレジンを思わせるラブダナムが神秘的な表情を深め、ウッディ アンバー ノートがコントゥラストとエネルギーをもたらします」と説明しています(メーカー公表)。同じブルー ドゥ シャネルでも、ここまで来ると別の顔だと考えた方が近いです。
なお、シャネルにはレ ゼクスクルジフ ドゥ シャネルという別のコレクションがあり、名前が似ているため混同されがちです。こちらのブルー ドゥ シャネル レゼクスクルジフとは別物で、公式サイトでもカテゴリーが分かれています。
正直に申し上げると、最初の1本には向きません。ブルー ドゥ シャネルを既に使っていて、「この香りをもっと深く味わいたい」という方の選択肢です。贈り物として格を出したい場合にも選ばれます。
濃度より大事なこと——量と、つける場所
最後に、どの濃度を選んでも共通する話をさせてください。売り場で何度もお伝えしてきたことです。
つけすぎが、いちばんもったいない失敗です。高い香水ほど「たっぷり使いたい」と思いがちですが、香りは本人がいちばん早く慣れてしまいます。自分で感じられなくなった頃、周りには十分届いています。
つける場所は、手首か、腰のあたり。香りは下から上へ立ちのぼるので、首元に直接つけるより自然に香ります。職場で使うなら腰の位置が無難です。
そして最後の1本は、あなたの「好き」を信じて選んでください。店頭で手首にのせて、30分経ってから鏡の前で確かめる。それが、いちばん後悔のない選び方です。
よくある質問
ブルー ドゥ シャネルは何種類ありますか?
香水としては4種類です。軽い順にオードゥ トワレット、オードゥ パルファム、パルファム、レゼクスクルジフ パルファム。シャネル公式も「4つのフレグランス」と案内しています。このほかにヘアケア パルファムやボディ ウォッシュなどのアイテムもあります。
最初の1本はどれを選べばいいですか?
オードゥ パルファムをおすすめします。昼も夜も1本で通せて、ブルー ドゥ シャネルという香りの輪郭がいちばん素直に出る濃度だからです。職場で毎日つけたい、香りは軽い方がいいという方だけ、オードゥ トワレットを選んでください。
オードゥ トワレットとオードゥ パルファムの違いは何ですか?
持続時間、香りが届く距離、必要な量の3つが変わります。トワレットは軽く昼に扱いやすい一方、夕方には落ち着いてきます。パルファムは厚みと持続が増し、1プッシュで足りることが多いぶん1本が長持ちします。100mlの公式価格差は3,630円です(2026年10月時点)。
プレゼントにするならどれがいいですか?
相手が香水を普段使うかどうかで変わります。使う習慣があるならオードゥ パルファム、特別感を出したいならレゼクスクルジフ。香水をあまり使わない相手には、軽くて失敗しにくいオードゥ トワレットが無難です。
濃度が高い方がコスパはいいのですか?
一概には言えませんが、濃い濃度は1プッシュで足りることが多く、1本を使い切るまでの期間は長くなります。価格差だけで判断すると、実際の負担を見誤ることがあります。ただし職場など香りを抑えたい場面が多いなら、軽い濃度の方が結果的に使いやすいです。
まとめ
ブルー ドゥ シャネルは4つの濃度で展開されています。オードゥ トワレット(20,680円)は軽く昼向き、オードゥ パルファム(24,310円)は昼も夜も通せる中心、パルファム(29,150円)は夜と冬、レゼクスクルジフ(41,360円)は深く味わいたい人のため——これが売り場感覚での振り分けです。シャネルのメンズで、もっとさわやかな香りが気になる方はアリュールの種類と違いもご覧ください。
迷ったらオードゥ パルファム。それでも決めきれないときは、店頭で手首にのせて30分置いてから確かめてみてください。最後の1本は、あなたが「好き」と思えた香りがいちばんです。