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SAVOIR — 美容の知識

元BAが教えるタッチアップの受け方
カウンターは怖くない

著者:Rue(元シャネル・ディオール ビューティーアドバイザー) 2026年7月更新 読了目安:7分
ビューティーカウンターでのメイクアップ

「デパコスのカウンターって、なんだか入りにくい」「タッチアップしてもらったら、買わなきゃいけない気がする」——そう感じている方は、本当に多いと思います。でも、カウンターの中に立っていた私から、はっきりお伝えします。タッチアップは怖くありません。そして、試すだけで帰っても、まったく問題ありません。

この記事では、元シャネル・ディオールのBAとして、タッチアップを緊張せずに楽しむコツを、"中の人"目線でお話しします。読み終わる頃には、きっとカウンターが少し身近に感じられるはずです。

📌 この記事でわかること
  • タッチアップは「試すだけ」でOKな理由
  • 予約は必要? タイミングのコツ
  • 似合う色を提案してもらうための伝え方
  • 上手な断り方・持ち帰り方

まず大前提:タッチアップは「試すだけ」でOK

これがいちばんお伝えしたいことです。BAは、「今日は試すだけ」というお客様に慣れています。むしろ、肌にのせて確かめてから決めていただいたほうが、満足度が高いことを知っています。その場の勢いで買った色より、じっくり選んだ色のほうが、長く愛用してもらえるからです。

だから、「買わないと申し訳ない」と気負う必要はまったくありません。気になる色を試して、今日はいったん持ち帰る。それは、BAにとってもごく普通のことなんです。

予約は必要? タイミングのコツ

気になる色を少し試すだけなら、予約なしでも大丈夫なことがほとんどです。ただ、じっくり相談したい・フルメイクをお願いしたいなら、予約しておくと安心。ゆっくり見てもらえます。

タイミングのコツは、混雑する時間帯(土日の午後など)を避けること。平日の午前や夕方など、比較的空いている時間だと、BAも一人ひとりに時間をかけられるので、丁寧に見てもらいやすくなります。

似合う色を提案してもらう「伝え方」

「似合う色がわからない」——これは、私がカウンターでいちばん多く受けた相談でした。でも、心配いりません。BAは、あなたの肌の色・髪の色・瞳の色、そしてその日の服装や雰囲気を見て、似合いそうな色を見つけるプロだからです。

提案を受けやすくするために、こんなふうに伝えると◎:

私自身、お客様にはまず2〜3色に絞ってご提案していました。いきなり10色並べても、選べなくなってしまうからです。気になった色があれば、腕ではなく唇や肌にのせて、鏡でお顔全体のバランスを見ていただく。これが、いちばん失敗しない選び方です。

💡 元BAの本音:私は最後に「私のおすすめはこちらです」とお伝えした上で、どれにするかはお客様ご自身に選んでいただいていました。こちらで決めてしまわないほうが、「自分で選んだ」という納得感が生まれて、持ち帰ってからの満足度がまるで違うんです。だから、あなたも遠慮なく「うーん、どっちがいいかな」と迷ってください。その時間こそ、タッチアップの醍醐味です。

上手な「断り方」「持ち帰り方」

「試したけど、今日は決めきれない」。そんなときの断り方も、難しく考えなくて大丈夫です。おすすめの一言はこれ:

「一度ほかも見て、じっくり決めたいので、今日は持ち帰りますね」

これで十分です。無理に理由を作る必要はありません。むしろ、良いBAほど「その場で決めさせる」より「納得して選んでもらう」ことを大切にしているので、こう言われて嫌な顔をすることはまずありません。

もし気になる色があれば、サンプルをお願いしてみるのも良い方法です(用意のある商品なら)。数日試して、肌なじみや持ちを確かめてから決めれば、さらに失敗しにくくなります。

タッチアップで見つけた色を、家でも

カウンターで気になった色は、その場で決めなくても大丈夫。家でゆっくり考えて、「やっぱりあれが良かった」と思ったら、改めて選べばいいんです。たとえば、唇に合わせて自然に色づくタイプのリップは、タッチアップで迷った方が"間違いのない一本"として選ばれることが多い定番です。

よくある質問

試すだけで買わずに帰ってもいい?

大丈夫です。BAは「今日は試すだけ」に慣れていますし、じっくり選んでいただくほうが満足度が高いことを知っています。遠慮なく試してください。

予約は必要?

少し試すだけなら予約なしでもOK。じっくり相談やフルメイク希望なら予約が安心です。混雑時間を避けるとゆっくり見てもらえます。

何と伝えれば似合う色を提案してもらえる?

「普段の服装」「なりたい雰囲気(可愛い系/かっこいい系)」を伝えると提案してもらいやすいです。気になる色があれば正直に伝えてOK。

上手な断り方は?

「一度ほかも見て、じっくり決めたいので今日は持ち帰ります」で十分です。無理に理由を作る必要はありません。

まとめ

タッチアップは、怖いものでも、買わなきゃいけないものでもありません。あなたに似合う色を、プロと一緒に探せる贅沢な時間です。試すだけでも大歓迎。ぜひ肩の力を抜いて、カウンターを楽しんでください。あなたの「これ好き」を見つけるお手伝いを、BAはいつでも喜んでします。

Rue — 元 CHANEL / Dior ビューティーアドバイザー

百貨店のビューティーカウンターで、緊張しながら来てくださるお客様を、たくさんお迎えしてきました。カウンターの中にいたからこそ言える"本音"を、このサイトでお届けしています。コスメと同じくらい旅が好き。