「デパコスのカウンターって、なんだか入りにくい」「タッチアップしてもらったら、買わなきゃいけない気がする」——そう感じている方は、本当に多いと思います。でも、カウンターの中に立っていた私から、はっきりお伝えします。タッチアップは怖くありません。そして、試すだけで帰っても、まったく問題ありません。
この記事では、元シャネル・ディオールのBAとして、タッチアップを緊張せずに楽しむコツを、"中の人"目線でお話しします。読み終わる頃には、きっとカウンターが少し身近に感じられるはずです。
- タッチアップは「試すだけ」でOKな理由
- 予約は必要? タイミングのコツ
- 似合う色を提案してもらうための伝え方
- 上手な断り方・持ち帰り方
まず大前提:タッチアップは「試すだけ」でOK
これがいちばんお伝えしたいことです。BAは、「今日は試すだけ」というお客様に慣れています。むしろ、肌にのせて確かめてから決めていただいたほうが、満足度が高いことを知っています。その場の勢いで買った色より、じっくり選んだ色のほうが、長く愛用してもらえるからです。
だから、「買わないと申し訳ない」と気負う必要はまったくありません。気になる色を試して、今日はいったん持ち帰る。それは、BAにとってもごく普通のことなんです。
予約は必要? タイミングのコツ
気になる色を少し試すだけなら、予約なしでも大丈夫なことがほとんどです。ただ、じっくり相談したい・フルメイクをお願いしたいなら、予約しておくと安心。ゆっくり見てもらえます。
タイミングのコツは、混雑する時間帯(土日の午後など)を避けること。平日の午前や夕方など、比較的空いている時間だと、BAも一人ひとりに時間をかけられるので、丁寧に見てもらいやすくなります。
似合う色を提案してもらう「伝え方」
「似合う色がわからない」——これは、私がカウンターでいちばん多く受けた相談でした。でも、心配いりません。BAは、あなたの肌の色・髪の色・瞳の色、そしてその日の服装や雰囲気を見て、似合いそうな色を見つけるプロだからです。
提案を受けやすくするために、こんなふうに伝えると◎:
- 好みの雰囲気:「可愛い系が好き」「かっこいい系が好き」
- 普段のスタイル:「オフィスで使いたい」「休日のカジュアルに」
- 気になっている色:あれば正直に伝えてOK。「これ気になってて」で十分です
私自身、お客様にはまず2〜3色に絞ってご提案していました。いきなり10色並べても、選べなくなってしまうからです。気になった色があれば、腕ではなく唇や肌にのせて、鏡でお顔全体のバランスを見ていただく。これが、いちばん失敗しない選び方です。
上手な「断り方」「持ち帰り方」
「試したけど、今日は決めきれない」。そんなときの断り方も、難しく考えなくて大丈夫です。おすすめの一言はこれ:
「一度ほかも見て、じっくり決めたいので、今日は持ち帰りますね」
これで十分です。無理に理由を作る必要はありません。むしろ、良いBAほど「その場で決めさせる」より「納得して選んでもらう」ことを大切にしているので、こう言われて嫌な顔をすることはまずありません。
もし気になる色があれば、サンプルをお願いしてみるのも良い方法です(用意のある商品なら)。数日試して、肌なじみや持ちを確かめてから決めれば、さらに失敗しにくくなります。
タッチアップで見つけた色を、家でも
カウンターで気になった色は、その場で決めなくても大丈夫。家でゆっくり考えて、「やっぱりあれが良かった」と思ったら、改めて選べばいいんです。たとえば、唇に合わせて自然に色づくタイプのリップは、タッチアップで迷った方が"間違いのない一本"として選ばれることが多い定番です。
よくある質問
試すだけで買わずに帰ってもいい?
大丈夫です。BAは「今日は試すだけ」に慣れていますし、じっくり選んでいただくほうが満足度が高いことを知っています。遠慮なく試してください。
予約は必要?
少し試すだけなら予約なしでもOK。じっくり相談やフルメイク希望なら予約が安心です。混雑時間を避けるとゆっくり見てもらえます。
何と伝えれば似合う色を提案してもらえる?
「普段の服装」「なりたい雰囲気(可愛い系/かっこいい系)」を伝えると提案してもらいやすいです。気になる色があれば正直に伝えてOK。
上手な断り方は?
「一度ほかも見て、じっくり決めたいので今日は持ち帰ります」で十分です。無理に理由を作る必要はありません。
まとめ
タッチアップは、怖いものでも、買わなきゃいけないものでもありません。あなたに似合う色を、プロと一緒に探せる贅沢な時間です。試すだけでも大歓迎。ぜひ肩の力を抜いて、カウンターを楽しんでください。あなたの「これ好き」を見つけるお手伝いを、BAはいつでも喜んでします。